町家バンクとは

 奈良県は「大和は国のまほろば」と言われるように、歴史的な景観や懐かしい風景・風土が残る「日本の遺産」といえる地域です。ここでは、伝統的な町並みや町家が育まれ、特色のある地域性をもつ地区が数多く存在しています。しかし、これらの地区では、近年伝統的な町並みや町家が育まれ、特色のある地域性をもつ地区が数多く存在しています。しかし、これらの地区では、近年、伝統的な町家が空き家になる状況が目立ち始め、所有者の自助努力だけでは解決しないばかりか、地域のコミュニティの崩壊の危機すら感じられるようになってきました。これまでにも幾つかの地域では空き家解消の取り組みが行われてきましたが、情報展開が未熟だったり、町家利活用のシステムが未整備だったりで、効果的な成果が得られていません。

 そこで、県内の歴史的町並み地区のまちづくり団体と行政及び建築・不動産関連の団体が結集して、県全体で空き家の情報を一元化し、共通のホームページなどを通して情報発信し、共有化して行くことになりました。地域の町家資産を有効に活用し、エコロジーで文化的、魅力的な町家空間の再生・創出を図り、地域を元気にすることを目指して平成23年2月に「大和・町家バンクネットワーク協議会」を発足し、空き町家の情報登録制度として「大和・町家バンク」を開設しました。

町家情報の登録制度とは

 奈良県下の「空き町家」を所有される方で町家バンクに協力したい、情報提供をしたいという方々に町家物件の登録をしていただき、一方、県下の歴史的地区の町家に住んでみたい、あるいは活用したいと思われる方々に、空き町家の物件情報を広く提供いたします。町家バンクは、「貸したい・売りたい」という方と「借りたい・活用したい」という方の双方をマッチングさせることが主目的であり、物件の賃貸借及び売買などの契約に関しては関与をいたしません。個々の契約に際しては、宅地建物の取引の専門家に協力していただきます。